鏡開きはいつか!?えっ!関東と関西では日にちが違うって?

年中行事

鏡開きはいつかご存じですか?
私は鏡開きについて特に興味がありませんでしたので、鏡開きという言葉は知っていましたが、何をするのかいつなのかと言うことなど何も知りませんでした。
これは日本人として恥ずかしいなと思い、今回記事を書くにあたって調べて見ました。

一般的には、鏡開きは1月11日なんですが、そうでない地域もあるんです。
鏡開きについて調べていて分かったんですが、ビックリでした。

鏡開きとは?

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鏡開きは、歳神様にお供えしていた鏡餅を下ろして、平穏を祈りながら家族みんなで食べる行事です。
鏡餅については下記から▼
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鏡餅を「切る」とは決して言いません。
お供え物に刃物を使うのを避けるためと、切ると言うことが切腹を連想させるから、と嫌われています。
そのため、刃物を使わずに、手や小槌を使って割ったり砕いたりします。

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そうして砕いた餅を、善哉(ぜんざい)やお汁粉にして食べます。
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鏡開きの由来

本来鏡開きは20日に行われていました。
武家では鎧兜に供えた具足(ぐそく)餅を「初柄祝(はつかいわい)」としてお雑煮として食べ、女性も鏡台に供えた鏡餅を「初顔祝(はつかおいわい)」といって二十日祝にかけて祝いました。
ところが、徳川3代将軍家光の命日が20日であったことから、11日に改められました。

鏡餅の食べ方

お汁粉が一般的ですが、甘いものが苦手な人は、あられ餅にして食べるのがおすすめ。
カチカチになった餅も美味しくいただけます。

あられ餅の作り方

鏡餅を1cm角ぐらいに砕いて、天日干しにします。
これを170℃ぐらいの油で揚げて、油を切ったところに塩を振ります。

善哉


室町時代の中期から食べられていた間食用の甘味で、当初はのし餅を菱形に切って、小豆汁で柔らかく蒸して煮たものでした。
一休禅師がこれを食べて「善(よ)き哉(かな)」と褒めたことに由来するとも言われています。
歳神様にお供えした鏡餅は、下ろしたあと、小豆とともに食べる習慣があります。
小豆は、厄除けの作用を持っていると言われているからです。
善哉とお汁粉の違いですが、「広辞苑」によりますと、善哉は、関西ではつぶし餡の汁粉を言い、関東では粟餅、道明寺餅、白玉餅などに濃い餡をかけたものと記されています。
さらに関西では、関東風の汁気がない善哉を「亀山」と呼んでいます。
ところ変われば品変わるものなんですね。
余談ですが、京都の嵐山に小倉山と亀山という小さな山があります。
小倉山の向こうは、丹波大納言小豆で有名な丹波国です。
その名産品が、小倉(小倉餡のこと。粒餡)の山を越えて京の都にやってきたのです。

鏡開きの日2019年はいつ?

これは毎年1月11日です。

しかし、関西では1月15日に行います。
また、京都やその周辺では1月4日に行います。

関西に家光の命日のことが伝わらなかったからと説明するのも見受けられますが、
では、なぜ関西よりもさらに西にある九州は1月11日なんでしょうか?
関西や九州など家光のことは結局全国的に広まらなかったんでしょうね。
これはまた、調べる必要がありそうです。

最後に

鏡開きについて調べたことを紹介してみました。
あなたのお役に立てたなら幸いです。

また、1月11日のこの日は、商家では新年の初めに蔵を開いて商売繁盛を祈る行事も行われます。
これを「蔵開き」と言います。

最後までありがとうございました。

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