2018年のお彼岸はいつ?
お彼岸は春分(3月21日頃)と秋分の日(9月23日頃)を中心に、前後3日間を加えた7日間のことで、それぞれ「春彼岸」「秋彼岸」と言います。
お彼岸の初日を「彼岸の入り」中心は「中日」、最後は「彼岸明け」と言います。
2018年の春彼岸は今年はもう過ぎてしまいましたが、日程は、下記のとおりです。
年 | 彼岸の入り | 中日 秋分の日 |
彼岸明け |
---|---|---|---|
2018年 | 3月18日 | 3月21日 | 3月24日 |
2018年秋彼岸の日程は下記のとおりです。
年 | 彼岸の入り | 中日 春分の日 |
彼岸明け |
---|---|---|---|
2018年 | 9月20日 | 9月23日 | 9月26日 |
お彼岸とは
彼岸とは、仏教用語で「向こう岸に至」の意味、つまり彼の岸(かのきし)で、西の彼方の極楽浄土(ごくらくじょうど)をさしています。
彼の岸に対し、私たちが生きているこの世は此の岸(このきし)「此岸(しがん)」です。
春分、秋分の頃は太陽が真東から出て真西に沈むことから、信仰の厚い人には西方極楽浄土がくっきり見えると言われています。
(私には何も見えませんが(^^ゞ)
ここから、彼岸は最もあの世と心を通わせることができる期間で、先祖の供養をする大切な仏教行事となりました。
簡単に言えば、「ご先祖様が眠るお墓にお参りをする日。また、先祖の霊を祀って感謝する日」と覚えておきましょう。
お彼岸の迎え方には、特別な決まりはありません。仏壇をきれいにして季節の花を飾り、故人の好物を供えます。
春彼岸には「ぼた餅」を、秋彼岸には「おはぎ」を供えるのが一般的です。
ぼた餅とおはぎの違い
「ぼた餅」と「おはぎ」は、良く比較されます。
違いは漢字で書くとよくわかります。
すなわち、「牡丹(ぼた)餅」と「お萩」です。
これは、春から夏にかけて咲く「牡丹(ぼたん)」と秋に咲く「萩(はぎ)」からきたものと言われているだけで、餅を小豆餡(あずきあん)でくるんだ同じ和菓子です。
では、なぜお彼岸にそれらを食べるのでしょうか?
小豆の持っている赤い色は、邪気を祓うといわれています。
それを仏壇やお墓に供えることが本来の意味で、私たちはそのお下がりを頂くものです。
また、小豆は、アミノ酸組成に優れた食べ物で、たんぱく質やビタミンB1・B2、カルシウムや鉄分など、栄養価の高いもので、健康に良い食品だと言えますね。
お墓参りの仕方
夏のお盆は先祖を家にお迎えするというものですが、お彼岸にはお墓参りが欠かせません。
お彼岸のうちの昼間に済ませます。
お墓参りには、花束と線香、たわしなどを持参します。
竹ぼうき、手桶などはお寺で借りられるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
古い花や線香の燃えかすを取り除き、墓石と墓地内を掃除してお参りするのが一般的です。
1.墓石をたわしや濡れたぞうきんで丁寧に洗います。
2.周りを掃除します。
3.花立てに水を入れ、持参した花を生けます。
供水(きょうすい)のくぼみをきれいな水で満たす。
束ねた線香に火をつけ、墓前に左右均等に供える(一人が数本ずつ供えることもある)。
4.故人と縁の深い順に、墓石に心を込めて水をまんべんなくかける。
5.手を合わせて拝礼する。
墓石を見下ろさなければ立ったままでも良いですが、丁寧に。
最後にお盆との違いは?
お盆とは?
先祖の霊を家々に迎えて供養する魂祭り(たままつり)を中心とした旧暦7月15日を中心に13日から16日にかけて行うのが一般的です。
地方によっては1ヶ月遅れで行うところも多いです。
13日は「迎え盆」と言い、仏壇の前に精霊棚(盆棚、先祖棚とも言います)をつくり、お供えをして先祖の霊を迎える準備をします。
14日、15日は季節の果物、野菜、お菓子や皆と同じご馳走を供えたり、線香をあげたり、読経をして先祖とともに暮らします。
そして16日に送り火を焚いて送り出します。
京都の大文字焼きは人がかりな祖霊への送り火です。
以上のように、どちらも祖先を供養する行事ですが、上述で紹介してきましたような違いがあるようです。
最後までありがとうございました。